2017年11月30日木曜日

時間帯別5・10分以内率の再集計

2017/11/29(水) 23:30公開
昨夜~今日までに予約あり・なし双方の時間帯別5・10分以内率を公開しました。
追記:訂正版を公開しました。→別記事

できるだけ端的、シンプルにお伝えするつもりでしたが、今日の患者様の反応・ご来院率等から見て、誤解と不信感を生んでしまったように思います。
まず何より、その点を率直にお詫び申し上げます。


その上で、以下、誤解・不信感につながりうる点について、補足説明いたします。

単純に見比べると、予約ありの場合よりも、予約なしの場合の方が5・10分以内率が高い時間帯が所々あります。
この点について、一応理由を説明したつもりでおりましたが、やはり数字は一人歩きしてしまうようで、このような集計・表現方法だと誤解を生みやすいことを改めて痛感しました。


まず、予約ありの場合について、集計を急ぐあまり、厳密な分類があいまいなままでした。

正規予約枠の方だけでなく、当日の直前電話(準予約)の方、さらに予約時刻より30分かそれ以上早く、または15分以上遅れてご来院の方についても、上述の予約ありのデータに含めておりましたが、厳密には区分されるべきで、その点をまず再集計します。


次に、予約なしの場合についても、以下の2つどちらの状況でご来院かにより、待ち時間は大きく変わります。:
  (1) 前後に予約ありの方がいらっしゃり、検査・診察が少しでも競合しうる状況
  (2) 予約の空白時間帯、または明らかに予約ありの方と競合しない状況※1
※1:例えば、予約ありの方が長い検査中で診察がしばらく空いている時に、予約なしの方が診察のみでご来院など

当たり前ですが、(2)の場合ならば、待ち時間は基本的に発生しません。
(予約なしの方ばかりのご来院集中が起こらない限り)
そのため、(2)の場合だけで見れば、5・10分以内率はかなり高い水準になります。

逆に、(1)の場合、良くて予約ありの方と同程度か、(特に5分以内率は)予約ありの方よりもある程度低くなります(予約優先ルールのため)。


上述の集計上では、集計を急ぐあまり、この(1)・(2)とがごっちゃになっていたため、要らぬ誤解・不信感を生んでしまったように思います(重ねてお詫びします)。

例えば、上述の予約なしのデータでは、8時台・9時台前半の5分以内率が低いですが※2、これは主に(1)の状況ばかりのためです。
(8時台・9時台前半は、たまに(2)の状況の時もありますが、(1)の状況の日の方が圧倒的に多いです)

※2最初、予約なしの最近1週間のデータを公開した際、9時台前半も高い数字をお伝えしましたが、先日より時間帯別の信頼度について断片的にお伝えするようになってから、9時台前半の中でも明らかに(2)のタイミング(当方のおススメタイミングど真ん中)を狙ってご来院の方が増えたためと推察されます。

逆に、最近2週間・1ヶ月といった長い期間で集計すると、そのようなタイミングど真ん中を狙ってのご来院が少なく、裏返せば(1)の状況でのご来院が割合として多いため、5分以内率が低くなってしまうと考えられます。



逆に、9時台後半は、9時台前半よりも(2)の状況になる日が多いため、予約なしの5分以内率がかなり高く、見かけ上予約ありの場合よりも高く見えてしまうのではないかと考えられます。


そこで、再集計する際には、予約なしの場合について、どの時間帯も(1)・(2)の2種類に明確に分けて集計し、お伝えします。
追って修正して、できれば11/30(木)中にはお伝えするようにいたします。