2017年10月9日月曜日

(4-2補足) 病院にも管制塔の役割を

(4-2)記事の補足です。


既述の通り、各患者様の受付・検査・診察全てのタイミングを上手く分散する、重ならないように工夫すれば、患者様をお待たせせずに済みます


とはいえ、院長をはじめ各スタッフがそれぞれの持ち場で検査・診察等の役割に専念している状況では、それだけでタイミングを上手く分散するのは、なかなか難しいです。


では、どうすれば上手く分散できるか。


(4-3)でご説明する、進行状況の「見える化」のための「進行図表」の記入もありますが、そもそもそれ以前に、院内全体の進行状況を一元的に把握し、全体の検査・診察の順序・タイミングを能動的に調整する役割を担う部署・担当者を置くことが必須条件と考えています。



運輸業界では、例えば航空機の安全・円滑な運航のため、空港には必ず管制塔があります。

鉄道でも、各鉄道会社ごとに運転指令所が必ずあります。

そういった部署は、全ての航空機や電車がダイヤ通りに運行されているかを随時チェックし、もし何らかのトラブル・遅れが生じた場合、運行の順序や発着場所を柔軟的確に変更指示するミッションを担っています。


個々の乗務員の技能もさることながら、安全・正確な運行のためには、そういった管制塔・指令所の存在も非常に大きな役割を果たしています。


当院の「待たない医療」、進行状況の「見える化」とは、一つには、病院にも運輸業界の管制塔・指令所に相当する機能を作ろうという発想から生まれた面もあります。



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